今の子育ての現状
引きこもり、キレる、家庭内暴力、少年犯罪、心身症、自殺、人格障害
これらの心配な症状や気になる行動をとる子どもも確かにいますが、今の子どもは、昔に比べて悪くなる一方ではないし、子育ての方法も悪くなっているばかりではないと思います。
それではこのような症状は、何が問題になって起こるのでしょうか?
低い「自己評価」
一般的によく言われるのは「ちゃんとしつけができていない」とか「わがままに育てたから」というように、今の子どもを否定的に捉えてしまうようなことばです。
しかし、このことばは決して本当の問題ではありません。問題の本質はもっと別のところにあると思うのです。
それは一言でいうと、「子どもの自己評価の極端な低さ」です。
「自己評価」とは「自己肯定感」「自尊感情」ともいいます。
ひらたくいうと「自信」ですが、単に自信がないということではありません。
算数ができる、スポーツができる、そういう自信ではありません。
いちばん大切な感覚「自尊感情」
「自尊感情」とは、自分は生きている意味がある、存在価値がある、大切な存在だ、必要とされている、という感覚のことです。これが生きていくうえでいちばん大切です。
子どもにこの感覚がもてなくなると、先に述べた心配な症状を出したり、気になる行動をとったりするようになります。
「大好きって言われるとすごくうれしい!生きてていんだと思えるから」という子がいました。
また逆に今は「自分みたいな人間が生きてていいのか、いつも不安に思いながら生きている」というようなことを言う子が増えていると思います。
子育てで一番大切なこと
しつけも勉強も大事ですが、自分を肯定できる、生きてていいんだ、大切な人間なんだ、存在価値のある人間なんだ、 という気持ちをいかに子どもの心に育てていけるか、子育てで一番大切なことはこの一点につきると思います。
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